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誰もが暮らし続けられるすまいと地域の拠点づくり ―空き家になった京町家の活用

事業・評価の概要

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プロジェクト名称 誰もが暮らし続けられるすまいと地域の拠点づくり ―空き家になった京町家の活用
代表提案者 居場所よっとーくりゃす
共同提案者 株式会社ことらいふ、京都高齢者生活協同組合くらしコープ、 企業組合もえぎ設計
対象地域 京都府京都市
選定年度 2021年度
事業タイプ 課題設定型
事業概要

 本提案の対象地は、小規模な京町家が連坦する歴史的な市街地で、かつての地域の近所づきあいや助け合いが少なくなり、高齢者や子育て世帯の孤立化、地域での居場所の喪失が課題になっている。
 本提案は、連続する2棟の町家を改修・一体で活用し、「地域活動の拠点となるサロン」と「グループリビング」を整備する。提案者によるサロンの活動(多世代の居場所、子ども食堂、地域食堂、共同購入集配所、町内会の集会所等)、居住者への暮らしサポートを通じて、地域コミュニティの再生の足掛かりづくりを目指している。
 また、2棟の町家の間に「共用の中庭」をつくり、懐かしい路地の風景をつくりだすとともに、入居者や近隣住民の憩いの場として活用する。

概要資料 概要資料(PDF)

評価概要(評価委員会での評価)

 比較的小さなプロジェクトだが、長年、地域に根差した地道な活動を基盤にした取り組みで、生活の実感に溢れた提案である。サロンを居住者だけでなく、周辺に開き、地域を繋げる「ハブ」にすることで、色々な活動、コミュニティやネットワークづくりが期待できる。
 また、旧借地権付きの小規模な京町家の空き家を複数棟・一体で活用する提案は、新築の施設整備と異なり、魅力的で、住まい・生活の再生と地域景観の維持・継承に繋がり、同様なモデルへの波及が期待される。
 本事業を進める中、本提案が地域や居住者にどのような影響を与えるのか、具体的なエビデンスを積み上げ、積極的に情報提供することを期待する。

備考

※事業概要や評価概要等は選定時の内容であり、実際と異なる場合があります。

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