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廃小学校を核にした地域の再生と発展~地域に開かれた多世代交流多機能拠点と看取りの拠点整備事業

事業・評価の概要

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プロジェクト名称 廃小学校を核にした地域の再生と発展~地域に開かれた多世代交流多機能拠点と看取りの拠点整備事業
代表提案者 株式会社SHエステート
共同提案者 医療法人社団順洋会、犬のじどうかん
対象地域 東京都西東京市
選定年度 2020年度
事業タイプ 課題設定型
事業概要

 本提案の対象地域は、高齢者のみ世帯が増加する一方、医師数や在宅療養支援診療所が少なく、今後高齢者のみ世帯への支援、看取りの場の充実、高齢者の未病の維持が課題である。
 本提案では、地域の課題に対応するため、小学校跡地を活用し、診療所、ホスピス、訪問看護、訪問・通所リハビリ事業所等を整備し、未病から最終期の看取りまで、高齢者が地域で安心して住み続けるための拠点づくりを行う。診療所や訪問サービスは、ホスピスのみならず、地域の在宅高齢者にもサービスを提供し、見守り・健康管理体制を構築する。また、高齢者のひきこもりや地域からの孤立を防止するため、動物介在活動も積極的に行う。
 さらに、多様な世代が集う場である小学校機能を引き継ぐため、地域交流拠点、食事提供施設、隣接の公園と連携した中庭を設け、こどもから高齢者まで気軽に集える場づくりを行う。

概要資料 概要資料(PDF)

評価概要(評価委員会での評価)

 医療と介護の融合のもと、地域の高齢者の健康増進から訪問看護・診療、看取りまでの時間的連続・地理的連携が時宜にかなった提案である。終末期を医療の枠組みに閉じ込めず、住み慣れた地域と関わりながら終末期を過ごせる施設整備の提案も評価できる。
 また、学生ボランティアや動物介在活動のグループと連携したプログラムは、今後の在宅の高齢者支援になり得る提案である。
 さらに、小学校跡地の利用は地方公共団体の資産活用という観点からも評価でき、看取り機能やドッグセラピーの導入は、学校跡地活用のモデルしても興味深いものである。

備考

※事業概要や評価概要等は選定時の内容であり、実際と異なる場合があります。

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