IMAGE

地域交流拠点作りを通して、障がい者、高齢者の安心と生きがいを探求する。

事業・評価の概要

  • 写真
  • 写真
プロジェクト名称 地域交流拠点作りを通して、障がい者、高齢者の安心と生きがいを探求する。
代表提案者 社会福祉法人 水仙福祉会
共同提案者
対象地域 大阪府大阪市東淀川区
選定年度 2023年度
事業タイプ 課題設定型
事業概要

 高齢化が進む中で、知的障害者とその家族が安心して生きがいをもって生活できる場をつくることが急務となっている。

 本提案は、障害者のグループホームと有料老人ホームを1つの建物に合築することで、知的障害者とその家族が適度な距離で見守りながら暮らすことのできる環境を提供する。建物の1階には地域に開かれたスペースを設け、大学生のボランティアや地域活動の担い手と協力しながら、問題を抱える家庭や子どもの支援活動を実施する。この活動にグループホームや有料老人ホームの入居者が参加し、生きがいづくりや差別解消を目指す。 

概要資料 概要資料(PDF)

評価概要(評価委員会での評価)

 重度障害者の自立支援とその親の高齢化に真正面から挑む提案である。最小限の世帯分離に配慮した生活様式の創出は急がれる課題であり、グループホームが地域から隔離されている現状において、一つの解決策として評価できる。建築設計もよく配慮されている。

 ただし、親の入居期間が長期化すれば、障害者本人の自立支援の妨げになることも懸念されるため、入居期間や入居者の入れ替わりについて工夫する必要がある。また、代表提案者が既に支援している対象者だけに留まらず、地域で暮らす困難な状況の対象者を積極的に受け入れる必要がある。地域の自立支援協議会と相談しながら、地域の一員として事業を遂行することを期待する。

 さらに、本提案の肝となる地域との接点である1階部分の使い方は、地域の活動団体と適切な連携体制を構築したうえで取り組まれたい。

備考

※事業概要や評価概要等は選定時の内容であり、実際と異なる場合があります。

Copyright © 2020 人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業 All Rights Reserved.