茶山台団地スマートエイジング拠点の設置

　対象地域は、昭和40年代に建設された賃貸住宅団地で、建物や住戸の老朽化・陳腐化等の問題から空き家化、高齢化が課題になっている。これら課題に対応するため、10年程前から団地再生事業に取り組み、団地の高齢化、入居者の孤立化への対応に取り組んでいる。

　本提案では、団地の空き家を改修し、医療法人や大学と連携し、健康・医療・介護・子育てに関する交流企画や相談を行うスマートエイジング拠点を整備する。施設はバリアフリー化やＤＩＹ改修等を工夫し、設置する相談窓口には専門職が定期的に駐在し、健康管理や介護等の生活相談窓口、まちかど保健室を開設する。

　これまでの団地再生事業の実績と連携することで、団地や地域住民の健康寿命の延伸と住まいの満足度向上を目指す。

概要資料（PDF）

　当該団地には、これまでの団地再生事業を通じて整備された、集会所や空き室を活用した拠点と、本提案で整備する高齢者の相談拠点がこれら拠点と連携することで、相乗的な団地再生の展開が期待できる。また、事業の執行体制も明確で、堅実な事業展開が期待できる。

　これら拠点間の役割分担、連携方策やコーディネートのあり方等をきめ細かく検討し、波及的な事業の展開が望まれる。