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CASA LALA MARINO 〜母子と社会的養護出身の若者のための住まい〜

事業・評価の概要

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プロジェクト名称 CASA LALA MARINO 〜母子と社会的養護出身の若者のための住まい〜
代表提案者 雪下洋子
共同提案者 特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブチャイルドケア
対象地域 神奈川県大和市
選定年度 2022年度
事業タイプ 課題設定型
事業概要

 本提案の対象地域は、経済的に厳しい家庭が増え、親からの虐待を受けている子どもが増加傾向にあるものの、受け入れ施設は飽和状態になっている。また、ひとり親世帯は居住貧困に陥る可能性が高いものの、安心して居住できる住まいは確保されていない。
 本提案は、地域の生活インフラとして機能してきた既存施設を転用し、全国的にも事例が少ない母子家庭と社会的養護出身の若者たち双方への住まい提供に併せ、ヤングケアラーを含め小学生から高校生の子どもたちの居場所等を提供するものである。
 隣地に居住する建物オーナーと、地域での子育て支援の実績豊富なNPOが共同して施設運営にあたることできめ細かい支援を行いつつ、市と連携を図りながら運営を整え、安心して居住できる環境整備の実現を目指す。

概要資料 概要資料(PDF)

評価概要(評価委員会での評価)

 シングルペアレントに限らず、ヤングケアラー、虐待を受けている子ども、社会的養護出身者にも対象を広げて、住まいや居場所の提供により支援する先導的な取組みであり、時宜を得た提案と評価できる。
 使用されなくなった既存施設を転用する事例はこれまでもあるが、施設所有者が主体的に関与する事例としてモデルになることが期待される。
 一方、子育て支援の実績が豊富な事業者とともに運営にあたるものの、社会的養護者やレスパイト機能には、それぞれ専門的なスキルが必要となるため、関係機関や支援組織との連携を強化することが望まれる。

備考

※事業概要や評価概要等は選定時の内容であり、実際と異なる場合があります。

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